50代になって定年や役職定年で給料が下がり始めてとき、 これからどうしようという、 やりたいことがわからない そんな漠然とした不安を抱く方が多いのかもしれません。 例えば、サラリーマンは給料からいろいろ天引きされていて、全部会社がやってくれます。 せいぜい年末調整の書類を出す程度で、自営業者の方と比べると、 自分で、保険のことや、税金なんかの勉強をする人は少ないのかもしれません。 私も、30年以上もサラリーマンをやっていると、それが当たり前になっていました。 健康保険や税金のことも、少し勉強したり、知っている人に聞いたり、 だれかに助けてもらうことで、自分で解決できるはずです。 でも、長年、会社にあたえられた仕事をやるだけの人生が、 自分で行動するということ忘れて、思考停止になり、何も行動できずにいる。 言い換えると、指示がなければ、自分では何も動かないし、考えない。 そんなふうにあなたもなってはいないでしょうか 一方で、 もし、何の制限もなく、自分の好きなことができるとしたら、 あなたは何をしたいですか? どんな答えが浮かびますか? もしかして、 沖縄のビーチでゆっくり過ごしたい とか、 欲しい車を買う とか、 会社を辞めて、好きなことをして過ごす こんな感じの答えを思いついたかもしれません。 でも、これって本当にしたいことですか? これは、今までの人生で会社の指示に縛られた、 何か義務感にしばられていていたりすると、 自由になること、縄から解き放たれること そのことがしあわせだと思うかもしれません。 でも自由になっても何をしたいのかがわからなければ、 すぐに自由を感じられなくなるんです。 会社からの指示がなくなったら、 あるいは、しなければならないことが、なくなったら 実は、不安に感じたりしませんか? サラリーマンは会社が責任をとってくれます。 自由になるということは、自分の基準で自分の行動を決めて、 行動の結果に責任を持つ生き方です。 自分がやりたいことがわからないのであれば、 不安に思ったときに、なぜ不安に思うのかを自分い問いかけてください。 これって本当か? 違う見方はないのか? その不安は、起こってもいない出来事に対する恐怖、ただの妄想でしかありません。 なぜ、そんなふうな妄想をするのか? それは、こうでないとダメ こうすべき、という自分の思考のクセが原因なんです。 だから、そんなネガティブな妄想がでて不安を感じたら、 ブレーキをかけて、妄想を止めましょう。 声に出して、例えば、ノーノー などと言うと効果があります。 自分が言いやすい合言葉を決めると良いんです。 そうすると、本来の自分に戻ることができます 現実ではないことに気づけます。 これをやり続ければ、違う見方ができるようになって、 自分の心の奥に眠っていた、本当にやりたいこと それが浮かび上がってきます。 人生は視点で変わる 自分が妄想したことは、今、この瞬間の現実とは違う、 ネガティブな妄想にエネルギーを使うことなく、 自分の望む状態を思い描いて、 そこに行くための方法を考え続ける。 そのことにエネルギーを使う。 自分のやりたいことをやることこそが、 しあわせな人生を生きることと言えるのではないでしょうか
目次