自分自身を使って働く「マイクロビジネス」
マイクロビジネス。
それは、自分がこれまでの人生で積み重ねてきた知識や経験を、ちょっとだけ他人の役に立つように並べ直して、スライドにしてネット上に展開する、そんな小さなビジネスです。
初期投資もほぼかからず、動画やスライドが一つできれば始められる。
しかも一度作ってしまえば、それが24時間、続けて働いてくれる「アバター」になる。
大きな利益をねらうのではなく、小さなビジネスを、無理なく、自分のペースで積み重ねていく。
好きで、得意で、人の役に立つことで、結果的に、年収1,000万円になることも、大げさな話じゃなく、現実的なゴールになったります。
僕らの人生を変える、新しいビジネスのカタチ
昔は、年収1,000万円を超えるには、高額商品を売って、大がかりなプロモーションを仕掛ける。
あるいは、人前に立ってセールスをしないと無理だと思われていました。
でも今は違います。
オンラインが当たり前になった今、自分の知識や経験、スキルを“専門性”という形に整えることで、少人数のニーズにぴったり応える商品をつくることができます。
そして、それを全国へ、いや世界へ届けることができる時代です。
マイクロビジネスには、店舗も特別な資格もいりません。
必要なのは、パソコンと、自分の中に眠っている経験や気づき。それらをスライドにまとめて、解説をつけるだけで、商品はつくれます。
ひとつひとつの利益は小さくても、仕組みにしておけば、あとは売れるのを待つだけ。
商品と仕組みをセットにして積み重ねていけば、やがてそれが、望む収入をつくる「柱」になります。
働き方の地図を変える「4つのクワドラント」

4つのクワドラントをご存知ですか?
ロバート・キヨサキの「金持ち父さん 貧乏父さん」で紹介された「4つのクワドラント」。左側は、会社員と自営業者。どちらも「働いた分だけ収入になる」働き方です。僕が人生でやってきた会社員はこの左の枠でした。
一方、右側はビジネスオーナーと投資家。労働時間と収入が比例しない世界です。でも、「会社を持つ」や「投資資金を持つ」って、普通の人にとってはハードルが高い。
そこで登場するのが『マイクロビジネス』。
自分の知見を商品にして、ネットだけで完結する。50代からでも始められて、積み重ねていけば、ビジネスオーナー的な収入構造がつくれる。これが、「右側」に移行する現実的な方法です。
自分の人生に「収入の仕組み」をつくる
マイクロビジネスに、莫大な資金はいりません。必要なのは、自分がこれまで経験してきたことや、気づいてきたこと。つまり“知見”です。
今は、動画を1本つくれば、月数千円で知識として売れことができる時代。Web制作の知識がなくても、ビジネスを始めるハードルはものすごく下がっています。
好きなこと、やりたいことをベースに、小さく商品化して、それを販売する仕組みをつくる。地味だけど、それが最強の「自立の土台」になる。
好きなときに、好きな場所で、好きな人と、好きなことと、得意なことを、好きなだけ、必要としている人に提供して、喜んでいただく。
そのために必要なのは「仕組み」だけです。
50代には、50代のやり方がある
最近の起業スクールって、20代・30代向けが多い。若い講師が「やればできます!」って言うけど、50代になると、体力も、家庭環境も、もうちょっと複雑なんですよ。
「やる気はあるけど、できない理由がある」それが、50代のリアルです。
人によっては、まだ子育て中。ある人は、親の介護の真っ最中。収入の必要額も、家族構成もまったく違う。そもそも会社に未来が見えない人も多い。
もし、今のままの延長線上に、理想の未来が見えないなら——。
人生の設計図を、今このタイミングで、見直してみること。それは、決して遅すぎることではありません。
むしろ、ここからの人生を、自分で選び取っていくために。「会社最適」から「自分最適」へのシフト。その第一歩が、「収入の仕組みを、自分でつくること」なんだと思います。